[グレープフルーツのジャム] (2014/03/28)

ホワイトタイプのグレープフルーツでジャムを作りました。
柑橘類はマーマレードにすることが多いようですが、今回はジャムです。


ちょっと食べてみると割と甘みの強いグレープフルーツでした。
そのままデザートにしたいくらい。


今回はマーマレードのように刻んだ皮を一緒に煮ることはしませんが
香り付けに皮を摺り下ろして使おうというアイデアがあったので
熱湯で5分茹でてたわしなどでしっかりとこすり洗いするという作業を
3回繰り返しました。表面の防かび剤等を少しでも多く落とすためですが
これで十分かどうかは何とも分かりません。そもそも放射線と同じで
防かび剤の摂取も量が少ない方向では人体にどのくらい入れば
どうなるかという境目ははっきり分かりません。今回は自分だけで
食べる前提なのであまり極端には気にしないことにしました。


煮えました。ヘタの方から剥けばミカンのように袋を残して
外側の皮が剥けます。


皮を剥いた中身を適当に切ってこのハンドジューサーで
絞ります。便利。絞りかすの袋はそのまま食べてしまいます。


280グラムの果汁が絞れました。30%のグラニュー糖を加えて
煮始めます。皮は摺り下ろしてみたのですが果汁の中でうまく分散せず
小さな塊状になって見た目が悪いのでやっぱり濾し取ってしまいました。
というわけで折角の煮こぼしも無駄になりました。


煮上がり寸前。水分が多いので時間がかかるかと思ったら
案外早くとろみがつきました。アクもあまり出ませんでした。
煮上がりのタイミングは沸いているのをスプーンですくった時の
泡が消えていく早さから判断しました。約15分で完成です。


煮る時間が短かったので蒸発量も少ないということで
思ったより多めに出来ました。色はグレープフルーツ離れした
オレンジ色になってしまいましたがこれでもよくある失敗作のような
煮すぎて飴になったというような状態でも匂いでもありません。
むしろ完成したてはジャブジャブの水っぽい感じでした。
で、味は酸味も甘みもしっかりありますし冷やした状態のとろみも
緩すぎず固すぎずなのですが、いかんせん香りに乏しく
その一方でグレープフルーツらしい渋みは強くて一口含むと
舌を刺すような感じがするという困った出来でした。これだったら
普通にマーマレードにした方が良かったかもしれません。