[イチゴのジャム] (2014/04/21)

1パック180円の激安価格でイチゴが売られていたので2パック購入、
傷みかけていたり品質が良くなさそうな粒をより分けてジャムを
作ることにしました。


より分けたイチゴ。傷み加減の他に粒の大きさや熟し具合などで
選別しましたが、そんなに悪くない感じです。


果肉が形で残っていないタイプのジャムが好みなのでフープロで
破砕します。そのまま炊いてもイチゴなら十分柔らかくなりますが
炊く時間を短くしたいのと万全を期したいためです。


あっという間に出来ました。1パックでおよそ260グラムです。


砂糖を重量の30%、レモン汁を大さじ2加えて炊き始めます。
泡というか、アクの量がすごいです。


炊き始めてまもなくでも泡の大きさは結構大きいです。アクもどんどん
上がって来るのでマメにすくいます。


最初は泡は大きくとも全体にビショビショですがやがて何となく
とろみがついてきます。鍋肌にねとっとしたものがつき始めたな、と
思ったらほとんど炊きあがりです。


完成直前。およそ16分です。スプーンにすくって一滴水にたらすと
パーツと広がるのでなくちゃんとまとまったまま沈みます。色々な素材で
ジャム作りをするときにこのやり方で判断することにこだわると
カチカチのジャムばかり作ることになりますがイチゴに関しては
これで問題ありません。


もとの色より紫がかったかなり濃い色に仕上がりました。
生のイチゴとは異なるいかにも煮込んだ感じのまずまずの
味です。ただ粒々が多くて口にあたる感じがするのがちょっと残念。
キウイと同じで粒々がないとイチゴらしくないと思っていたのですが
小粒で粒々の多いイチゴを使用する場合は何らかの手段で
適宜濾し取る方がいいかもしれません。ちなみに安売りのイチゴを
使った故と思われる味の面でのハンデは感じませんでした。
イチゴというのは経験のない人間でもジャム作りに失敗しづらい
おすすめ素材です。煮上がりの判断も直感的でもあまり問題ないと
思います。今回の品物も前記のようなチェックの仕方でも
他の素材のように冷やすとカチカチになったりするようなこともなく
良い感じになりました。