[フルスクラッチ コマンダーサザビー] (2018/9/1)

※すべての画像はクリックすると別窓で大きな画像が見られます。
フルスクラッチ、全高約20センチメートル。頭部はBB戦士のサザビーが
芯になっていますが他は一部のノズルやポリキャップ、ボールジョイント以外に
パーツ流用はしていません。私も模型作りを始めていい加減長いですが
さほどに面倒なフルスクラッチはしておらずそろそろそれなりの物を作って
みたいということで着手しました。実力的に負担はあっても不可能ではない
レベルのキャラクターを選んだつもりでしたが結果的には完成まで実質2年、
通しで3年かかる労作となりました。年々気力も体力も低下していく年齢になり
今この作品を完成できたのは僥倖だったと思っています。ひょっとしたら
もうこれだけ面倒な品物は二度と作れないかもしれないですから。
プロでなくても仰天するような品物を作るモデラーがゾロゾロいる現在、
物足りなく映る部分多々あるでしょうがこれは私の50年のまさに総決算です。
たっぷりご覧下さい。

フル装備。ボスクラスのキャラの
威容が溢れます。

背中が重くて立たないので
フィグマの付属品のアームで
支えます。先端の三叉は家具の
コーナー用の安全カバー。

ファンネルはすべて着脱できますが
効果的に展示できないと思ったので
展開した形態のものは作りません
でした。

よくもまあこれが完成した
ものだとしみじみ感じます。

ファンネルコンテナは付け根の
ドラムの部分で回転して「マント
モード」にもなりますが
あまり様にならないので…。

りりしい顔。頭はBB戦士の
サザビー改造ですが今となっては
ここもフルスクラッチにしておけば、
みたいに思わないでもありません。

メガキャノンは差し替え式。
肩のはフタを外して乗せて、
お腹のはブロック丸ごと差し替えです。
テレビではお腹の開いたフタを
支えるヒンジが無くて、フタが
空中に浮いています。

ザコレッド(の抜け殻)から
キャプテンのソウルドライブを
受け取る。

本気で怒った時の飛行形態。
攻防一体のフィールドに身を包んでの
体当たりはまるでレイズナーの
V−MAX!

ピンと立ったトサカが目立ちますが
フンドシ下の小翼にも注目して下さい。
差し替えでなく回転して展開する
ギミックになっています。

リアアーマーからも小翼が展開。
フンドシからの物もですがこの辺は
頑張った割に目立たなくて
ショボンです。形も変だし。

肩アーマー内部のノズルが
無くなっています。ノズルが付いた
ままだとサイドシールドがあまり
上がらずイマイチ格好良くないので
もう取り外し式にしてしまえと
いうことでこうなりました。

つま先の変形はアニメだと
90度カッチリ曲がるのですが
機構が複雑になるのと見えて欲しくない
場所の露出が増えるのでこの程度の
変形としました。

アーマー脱落状態。
サーベルラックのない右腕は
通常の物と差し替えです。
手も左右とも拳、平手、この
サーベル持ち手の差し替えです。

大きなファンネルコンテナが
無くなったので支えなしで自立します。
ただ右の肩アーマーだけ残っていて
重量バランスが悪くどうしても
右に傾きます。

最後の状態。左腕や右の
肩アーマーが無くなりました。
頭ははちまき部分から
上をそっくり差し替えです。

背中から。首の通称宝箱が
ちらりと見えます。

雰囲気だけですが本人の
ソウルドライブ。本当はキャプテンの物と
そう変わらないのですが差異を
強調したくてこんな色にしました。
まあ見ての通りオマケのような物
ですから…。

これは資料本だけで見られる
言わば軽装状態。取れるものは
あらかた取った感じですが、
つま先のとんがりはそのままです。

背中やリアアーマーは
穴塞ぎを付けてあります。
腰サイドアーマー取付け部は
そのままですが。

おまけのザコレッドは
9年前にフルスクラッチして
複製しておいたノーマルの
ザコソルジャーの改造品。
基本的に固定ポーズのつもりで
作りました。

キャプテンのソウルドライブも
雰囲気だけで作りました。

「私に従え!ダークアクシズに従え!
従わない者には一切の容赦をしない!」
番組が変わったかのような状況に。

「これが何を意味しているのか
分かるか。私と貴様は次元を
越えて繋がっているのだ。」
このセリフの意味は明らかに
ならないままです。

ソウルドライブを砕かれた
コマンダーの断末魔!
「むううっ、この私がやられるだと…
うぬううっっ…何故だーーっ!!」
池田秀一氏渾身の演技!

簡単に背景を合成してみました。

〈追記〉
おがみ様(Twitter @mokeiclub)編集発行の同人誌「SDガンダムレトリビューション」に本作を掲載して
頂いています。本ページより綺麗な画像や製作途中の画像なども多数掲載されているほか
他のモデラー様の優れた作品も多数掲載された読み応えのある一冊です。
興味のある方はぜひお早めに購入のご検討を。通販はhttps://mokei-sd.booth.pm/から。
(2019年12月現在、品切れとなっています。)
(2021年1月現在、重版・購入可能になりました!)