[うちのこチヨコ] (2021/10/3)

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プロイラストレーター、タカハシユリさんの
キャラクター「チヨコ」。これまでも何度か作品に
してきましたがそれらはすべて他の方が作った
素体的な立体の複製品を改造したものでした。
今回の品物は「チヨコ」では初めてのいちからの
作り起こしです。

2020年11月に原宿で開催されたタカハシユリ
さんの個展で描いていただいた色紙のチヨコを
元にポーズ等を立体で見て不自然ではないように
アレンジして製作しました。作品名を「うちのこ」
としたのは色紙を描いていただく際に「どんな
チヨコを?」とお尋ねいただいたのでこの個展で
初売りのチヨコカレンダー「KIRAKIRA」から私の
生まれ月10月のチヨコを元に「年齢は低め、元気な
感じで」とお願いして描いていただいたからです。
チヨコはタカハシユリさんのキャラクターであり
ご本人が「チヨコ」の名で活動されていることもある
ことからも言わば作家さん本人でもあると捉えて
おり、それが「うちのこ」な訳は本来無いのですが
リクエストで描いていただいた思い入れから
あえてこの作品名を付けました。違和感を持つ方も
あるかも知れませんがまあ立体作品の製作者は
事実として私ですしこの立体が「うちのこ」だという
ことでご了承いただきたいと思います。

作り方はいつも通り基本的にポリパテのブロック
からの盛り削り、必要に応じてエポキシパテです。
最初はかなりどんくさい?雰囲気でしたが形が出て
くるとどんどん雰囲気が変わって可愛らしくなり
ました。塗装は描いていただいた色紙が濃淡
二色の黄橙色で彩色されていたのでこの
オリジナルに忠実に仕上げたい気持ちもある一方
見栄えのする普通のフィギュアっぽい塗装で
仕上げたい気持ちもあり、ならばガチャポンに
よくあるカラーバリエーションのノリで両方作って
しまおうということで型取り複製で複製品を作って
それぞれの仕上げを施しました。

今見ると首のスジがちょっと違ってないかとか
肩の関節が外れているんじゃないかとか気になる
ところもありますがそれでも全体には完成直後と
同様にお気に入りの品物であることに変わりは
ありません。上手下手とは別に思い入れというのは
表に出るんだなあと感じます。


まずは「フィギュアっぽい塗装」版をぐるりと。


「チヨコ」は大体目の上半分にいわゆる
「チヨコ影」という前髪の影(多分)が落ちて
います。この品物では前髪のかぶりが大きいので
見えづらいですがちゃんと塗ってあります。



横から。



髪パーツは前後分割。合わせ目は
消すのがスジでしょうがこれはこれで
ガチャポンっぽいからいいかとそのままに。



手は末端肥大気味ですが元の色紙での
描かれ方を意識してこうしました。でも
もう少し小さくても良かったかも。


 
背中は分かりませんが好みで襟に
切れ込みを入れました。腰リボンも考え
ましたがそれは余計だろうと却下。



お団子ヘアはカレンダーの10月チヨコの
意匠です。



グーパンチ。


 
微妙に内股です。


次は色紙版。形状は同じなので画像の
枚数は少なめ。

 
肌もモノトーン的な色に。


 
スミ入れは無彩色の黒…か
ダークグレー(どっちか忘れました)。


 
台も自作の複製品。


 
 


 
 


 
並べました。パーツは同じですが組み上げの
ばらつきでポーズが違ってしまいました。


 
色紙版の方が仰向いていて元気のある
感じです。


 
微妙にポーズが違うのが幸いしてこうして
並べると双子アイドルみたいで面白いです。


 
ふたりでダンス。