[メカコレクション ウルトラホーク1号αβγ号] (2018/10/18)

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バンダイのメカコレクションシリーズから、ウルトラセブンに登場した
ウルトラホーク1号を構成するα号、β号、γ号をまとめて紹介します。
合体・分離可能なウルトラホーク1号をというメーカーへのリクエストは
このシリーズの発表当初からあったでしょうから発売そのものは
納得いくのですが、発売形態には不可解に感じることが多々あります。
手軽ながらキットの仕様としては不親切と言わざるを得ないメカコレの
形態に何故こだわったのか。メカコレデラックスとでも名付けて
ワンボックスにして豪華な箱絵や読みやすくて大きいカラーの組立て説明図を
つけて、ディテール写真やメカについての解説などをつけてくれた方が
ずっと良かったと思います。そのあたり疑問に思ったのでホビーショーで
メカコレコーナーの人に何故にこういう形態なのかと尋ねてみたのですが
明確な意図のようなものは答えてもらえませんでした。何か大人の事情
みたいなことがあったのか、それとも深く考えることなくメカコレだから
これでいいんだ、で済ませたのか。理由は今更知るべくもありません。

さて画像の品物は基本的には改造は行なわず普通に作りました。
プロップがそうなのかキットのせいなのか分かりませんがβ号、γ号の
合体部分に隙間が目立って落ち着かなかったのでそのあたりだけ
プラ板などで手を加えてあります。マーキングはキット付属のデカールを
使用しましたが塗装で処理した場所もあります。

合体した状態。台座と各キャノピーは
スモークのクリア成形です。

横から。

斜め後方から。

前方から。

後方から。

α号。
単体の1号に付属していた
ランチャーはこのα号にも
ついています。

後方から。
翼の途中にある4基の
サブエンジンのノズルは
スライド金型できれいに
抜けています。

下面。

β号。
3つのうちもっとも納得いかない?
品物。必要も無いのに黄色のライン部分を
別パーツにして要らぬ合わせ目処理を
増やしたり、ボリュームが極端に小さく
パーツ数も少ないのにおまけも付かず
値段も他の2機と変わりません。
3機でワンセットみたいな物とはいえ
気持ち的には同じ価格にするなら
ミニサイズのポインターなどのおまけを
つけるとかして欲しかったところです。

後方から。
他の機体とのコスパの差はいいとしても
黄色のライン部分は余計なことをせず
一体パーツにして欲しかったです。
一体どんな事情でこうしたのでしょう。

下面。
α号との合体のための
微妙な凹凸があったのですが
合体はγ号で支えられるので
こちらからは削り取りました。

γ号。
プロップごとや時期の違いで
コクピット周りに色々な形状差が
あるということを本品を製作していて
初めて知りました。

後方から。

下面。
下面はパーツの合わせ目が来るので
しっかり処理しないと銀色ということも
あってなかなか目立ちます。

各号。全部キットの値段は同じです。
写真のパースのせいでβ号もそんなに
小さく見えませんが現物を見ると
「これで同じ値段かぁ」と感じます。
α号は完成するとメカコレの箱には
納まりません。

単体のメカコレ1号と。
γ号の操縦席周りの他各部の
バランスなどがいろいろ異なっています。
単体は非分離の、αβγは分離式の
プロップを再現しているのでしょう。
分離しなくていいから1号が欲しいというなら
個人的には単体1号の方が手軽で
いいかなと思いますが望ましいサイズ感は
人それぞれでしょうからどちらでもと
いう感じです。もちろんハセガワなど
他メーカーの物でも良いわけですし。

後方から。
再現したプロップが異なることによる
ノズル部の違いが分かります。
模型としては手軽感のあるαβγ号も
単体の1号と並べると重厚感があります。