[ザコザコアワー] (2020/2/10)

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ザコソルジャー製作の歴史

2009年 2月
フルスクラッチ作品の赤マイクザコとして完成。

2010年頃
量産化を計画、完成品をバラして型取り複製。
複製品の一つを塗装してあらためて赤マイク
ザコの完成品とするが身辺状況の急変により
モチベーションが急低下して他の複製パーツは
そのまま放置状態となる。

2015年 6月
コマンダーサザビーフルスクラッチの検討のため
引っ張り出される。

2018年 5月
コマンダーサザビーのお供としてザコレッド完成。

2019年 3月
赤青黄トリオ、暴れザコ、ステージ完成。赤マイク
ザコは他のザコと色を合わせるために再塗装。

2019年 9月 骨ザコとエルメチュ完成。


…という具合に、10年の月日の間、色々な経緯を
たどった品物です、ザコソルジャー。

ザコソルジャーというのは2004年に放送された
TVアニメーション、SDガンダムフォースに登場
した敵勢力・ダークアクシズの最下層兵士です。
最下層と言っても主人公らが暮らすネオトピアに
派遣されたダークアクシズの攻略部隊は指揮官の
コマンダーサザビーを頂点にザッパーザクら
三幹部がおりその下がすぐザコソルジャーですから
単純戦闘以外の行動でも彼らザコソルジャーは
変装して諜報活動を行なったり生き物を石化させる
バグバグをばらまくなどストーリーに絡む様々な
出番が当初はありました。しかしミニコーナーの
ザコザコアワーが設けられたりストーリーとはあまり
関係ない形で独自の性格による個性ある行動を
取る者が現れた頃からザコソルジャー全体としては
ストーリー中で大量に出てきてまとめて吹っ飛ば
される役どころが主となり、やがて個性を持つ者に
ついても集団全体についてもやられ役とは明らかに
異なる番組の息抜き的な役割を負う立場へと
変わっていきました。

このザコザコアワーというのは番組序盤の途中から
設けられたミニコーナーで、基本的にはマイクを
持った3人のザコが掛け合いでおしゃべりや寸劇を
披露するものですが、他愛ないおふざけが多いものの
時々本編では説明されない世界の構造の解説を
行なったりあえて本編では語られない隠された秘密を
匂わせて見せたりとなかなか侮れないものでした。
またこの手のミニコーナーは本編の舞台や時間の
流れからは切り離されたものであることが一般的
ですがこのザコザコアワーは実はダークアクシズの
要塞艦マグナムサイ(後に主人公側の手に落ち
ガンダムサイに改装)の内部にあり時間や状況も
本編とリンクしているという他にあまりない特徴を
持っていました。このページではステージ上のみ表現
していますが本編のザコザコアワーでは状況に応じて
ステージのある大講堂のような場所(ガンダムサイに
改装した後は倉庫)を大量のザコソルジャーが
埋め尽くしていたり逆に閑散としてほとんど誰も
いなかったりしました。

さて品物については比較的シンプルな
フルスクラッチでとくに語るべきこともありません。
品物としてもなかなかざっくりしたもので
パーツごとの接続も真鍮線だけだったり両面テープで
止めていたりといい加減なので、まあそのあたりの
説明は省いてたくさんの数やステージ上での
掛け合いの雰囲気などをご覧頂ければと思います。

基本のザコソルジャー。
そういえば緑色のザコでは
何も持っていない右手は
作っていませんでした。 

後ろ姿。

暴れザコ。手足をバタバタさせて
暴れるポーズを表現。
大声を出す時の大きく広がった
口(顔)パーツは交換式。
帽子は紙製です。

後ろ姿。 

骨ザコとエルメチュ。
ホイッパーは極細のアルミ線。

後ろ姿。

ザコレッド。
コマンダーサザビーを製作した
時にあわせて製作した物。
基本的にソウルドライブを
差し出すポーズで固定のつもり
だったので体を傾けてしか
立てません。

角度を変えて。

後から。


三人揃って。


ステージ。紙製です。ザコのマークも紙を切り出して
貼って作ってあります。紙は湿気で伸縮するので
端がめくれたり弛んだり反ったりと色々な問題が
生じます。紙同士を貼る時もシンナー系より水性の
ボンドの方が使いやすいのですが当然水気で紙も
伸びてしまって乾燥後に反ったりします。今でも色々
解決策を考えているのですが何もかも丸く収まる
策は見付かりません。こういう大型の物は特に
困ります。


ここから先は「ザコザコアワー」をお届けします。
個々の模型の出来がどうこうというより
こういうプレイセットのような遊びをするのが
楽しい品物になりました。



「ザコザコアワー!」
青マイクザコは小指を立てるクセがあるようです。



「久し振りのステージザコ」
「でも今更やることないザコ」
「DVDボックスが出たところで我々の時間は
止まってるザコ」
「ビルド◯イバーズで出られなかったのが
痛かったザコ」
「でもでも〜。ガンダイバーの扱いを見ると
製作者のSDGへの愛の無さは…」
「やめるザコ!危険なネタザコ!!」


 
「リリ姫〜!リリ姫〜っ!!」
「おお、丁度良く変な奴が転がり込んできたザコ」
「危険なネタをごまかすのには丁度いいけど
うるさいザコ」



「リリ姫〜!リリ姫〜っ!!」
「ホントにうるさいザコ」
「そろそろ黙るザコ」
舞台袖から骨ザコ登場
「友達のお前が連れて帰って欲しいザコ」



「みんなに迷惑だから帰るザコ」
「お前まだその格好ザコか。よほどハダカが
好きザコ」
「うるさいザコ!お前にどつかれてこうなったのを
忘れたザコか!」
「爆熱丸に斬られてこの姿になったと思って
いる人は多そうザコね」



「うるさいのは帰っていったザコ」
「エルメチュ、我々も帰るザコ。帰ってT様と
デスサイズ様の位牌の前に線香を立てるザコ」
「エルメチュー」
「こいつも思い入れの強さは似たり寄ったりザコ」



「お前達!何を騒いでいる、ザコ」
「あっ、偉そうで角が着いてて色違いの奴が
現れたザコ」
「シーッ、今の我々は奴の正体をすでに知って
しまっているザコ」
「でもでも〜、あのお方はすでに…」



「今更隠す必要も無い、ザコ。お前達の支配者、
この威風堂々とした真の姿を見てかしこまるザコ」
「おお〜、コマンダー様ザコ」
「真の力〜、真の力〜!」
「でもでも〜、コマンダー様は…」

※ステージのスクリーンはこんな風に差し替える
ことができます。



「ぬうううっ!何だこの画像は、ザコ!!」
「よ、よりによってなんて画像を出すザコ!」
「衝撃が、恐怖が蘇るザコ!」
「でもでも〜あの戦いは非常にファンに評判が
良かったザコ」



「問題のある画像は消すザコ」
「気が昂ぶった時は可愛い物を見て落ち着くザコ」
「エルメチュー」
「おお〜、意外と通用してるザコ」
「まあコマンダー様と違ってザコが暴れても
たかが知れてるザコ」

※中央のザコはひそひそとしゃべる時の尖った口の
顔を付けてあります。



というわけでザコザコアワーでした。
最後に全員で整列。ちなみに私の作った
コマンダーサザビーも出演させようかと
思いましたが組み上げるのが非常に
面倒くさいのと重さでステージが
潰れそうなのでやめました。